世にあるさまざまなものにはその世界だけで使う専門用語があります。
それは当然リバーシにも存在します。ただもともとのルールや遊び方がシンプルなリバーシですからそれほど難しいということはありません。
今回リバーシ用語、C打ちについて説明します。
C打ちについて知るためにはまずこのCが何を指すのかというところからでしょう。Cとは特定のマスのことを指しています。端の中でも特に隅に隣接した2マスのことをCと呼ぶのです。1つの隅につき、隣接する端のマスは2マス。
それが4箇所あるわけですからCと呼ばれるマスは盤面上に8マスあることになります。このマスに石を置くことをリバーシではC打ちと呼んでいます。
これを読んでくれている人たちが気になるのはつまるところここだと思います。結論から先にいうと、初心者にとってC打ちは不利手なので避けたほうが懸命です。なぜか。それは相手に自分の置く場所をコントロールされてしまうからです。
リバーシで1番重要なマスは隅です。C打ちをしてしまうと相手がCマスの隣に入った場合、隅を渡すことになってしまうので返さざるを得なくなってしまいます。相手が上手ければ上手いほど、返さざるを得ないことを利用してそのマスに入ってくるでしょう。
また他の場合だとCマスの隣を1マス空けてその隣に相手が入る場合もあります。この場合でもCマスの隣に相手は入る選択ができますが、自分はそのマスに入ってしまうと隅を相手に与えることになるので選択できません。
リバーシは相手に置かせるゲームなので、このように相手に選択権が多かったり、コントロールされてしまう状況は直接的に不利につながります。戦略があってC打ちをする場合はこの限りではないですが、考えなしにC打ちをするのは避けたほうがいいでしょう。
リバーシ用語のC打ちとはなにか、そしてC打ちは有利手なのか、不利手なのかを今回は書きました。あらゆる対戦ゲームに言えることですが、自分がしてはいけない行動は相手にとっても同じです。
C打ちについて理解を深めることで、相手がC打ちをしたときにはチャンスだと思える、それが上達への近道です。さらに知識や技術をつけて上達できるよう、努力していきましょう。
結木 千尋
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